忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

悪い方への先読みの力は自分の強みにもなる


冬が好きです。
つまり、夏が嫌いです。もちろん、梅雨も嫌いです。
高温多湿な季節ですね。体調に気をつけなければ。

昨日、父と話していたらすっと自分の中に落ち着いた事を書きます。
ネガティブな思考と上手くつきあうための話。


儂は基本、思考がネガティブです。
何でもかんでも悪い方に考えてしまう。
特に、対人関係になると余計に酷い。
例えば自分に対して好意的な言葉をかけられたとき、
「いや、そんな風に言ってはいるけど、実際はそんなこと思っていないでしょ」
とか考えてしまう。
人の言葉のありもしないかもしれない裏を読んで悪いように考えてしまう。
客観的に見たらなんて酷い性格なんだろうと思ってしまう。
そして、そんな自分が嫌になる、という悪循環を繰り返しています。
昔はそこまで酷い思考ではなかったと思うので、
高校の時に一度精神的に崩れてしまってからこうなったのだと思います。
(まあ原因がおそらく人間関係だったので仕方ないと言えば仕方ない)

さて、そんな性格が嫌だ、変えたいんだ、
と言う話を父にしたところ、こんなことを言われました。

 他人からの言葉の裏に、仮にそれとは別の考えが合ったとして、
 しかしそれは同時に「貴方とは繋がりを断ちたくない」という意思表示である。
 仲良くしたくない、嫌いな相手にお世辞は言わないし、
 自分の負の感情を隠してまで好意的な言葉をかけることはしない。
 つまり、相手からのその言葉が仮に建前だとしても、
 それは相手が自分との関係をまだ保っていたいと思っている証拠なのだ。
 だから、とりあえずこちらも表向きはその言葉を受け取っておけばいい。

今までこういった、他人の言葉が信じられない、という話をすると、
大抵、もっと素直に言葉を受け取るようにしよう、的なことを言われていたのですが、
そもそもそれが出来ないから困っているのだ!と思っていました。
それに、人の言葉を素直に受け取る、なんて簡単にできるほど、
人間が皆純真ではないことを、悲しいですが実体験として学んでしまっているので、
こういったアドバイスがなんとも腑に落ちなかったのです。
他にも、自分が相手の立場だったらどうかと考える、とも言われますが、
言動に対する感情なんて人それぞれなわけで、
自分がこうだったから相手もそう思うだろう、なんて考えにもなれません。

だからこそ、父のこの言葉が自分の中にすとんと落ちた感覚があったのだと思います。
相手の言葉の真意はわからないけれど、というかどう足掻いてもわかるはずがないけれど、
それでも相手もまだ自分との関係を崩したくはないのだ、
だから自分もその言葉をとりあえずは受け止めて、今の関係を維持しよう。
結果としては言葉を素直に受け入れることにはなるのですが、そこに至るプロセスが違う。
だから腑に落ちる。
なるほどなぁ、とえらく感動しました。

この”人の言葉のありもしないかもしれない裏を勘ぐる”という、なんとも面倒で卑屈な思考は、
つまるところ、”悪い方悪い方に考えてしまう、取り越し苦労をする”
というネガティブな性格です。
儂は自分のこの性格が心底嫌いで、どうにかならないかと思っていたのですが、
それについても色々言われました。

 悪い方への先読みは、自分の心的疲労に繋がるものではある。
 しかしその結果、色々なことを想定し、失敗や事故を回避できるということでもあるし、
 同時に、頭の回転が速い証拠でもある。
 だから気苦労はするが、悪いものでもないし、使いどころによっては便利な特性である。
 自分の一つの特徴として受け入れられれば、それは自分の強みになる。
 様々な経験を積むうちに、その特性のより的確な使い方を身につけて、
 気苦労に見合った成功体験に繋がる。

自分の言動によって、相手がこういう風に思っているかもしれない。
今これをしたら、こう思われてしまうかもしれない。
過去にやってしまった出来事ならば、「じゃあ次はこうしよう」
今これからおこる出来事ならば、「じゃあこうしたらどうだろう」

悪い方に考えてしまったことを悔やむのではなく、
それが現実にならないようにするにはどうしたらいいのか、
そう思われてしまうようなことをしたのなら次の機会ではどうしたらいいのか、
その一歩先を考えて、行動して、時に反省していけば、
未来予測という他にはない自分の特技になる。

悲観するのではなく、それを活かせるようになろう


…まあ、自分で書いていてなんですが、
それが簡単じゃあないってことくらい儂もわかっています。
だから、この先、随分長くかかるだろうけども、
このことを頭の片隅に置きながら生きていけば、
何十年後日には自分にとっての技として使えるようになるのでは、と思います。
まだまだ人生長いです。(すごく嫌になるけど)
長い時間かけて、今やり直している人生を、じっくり歩んでいこうと思います。


自分が嫌いな自分の短所は
自分が好きな自分の長所になり得る
それを短所にするも長所にするも
すべては自分次第

 
PR

この記事にコメントする

お名前
タイトル
メール
URL
コメント
絵文字
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
パスワード

プロフィール

HN:
自己紹介:
自分の中で自分が行方不明
自分らしい生き方を模索中

リンク