0の切れ端

当方、大学生です。以前の記事にも書きましたが。
大学生同士の会話で必ずといっていいほど出てくる話題。
”恋バナ”。
どういうわけか、中学以降の若者はこの手の話を好む傾向があるように思います。
あくまでも儂の周りからの見解ですが。

そして、この”恋バナ”を含む恋愛沙汰一般が、儂はどうにも苦手です。
そういう話題ばかりだと多少いらいらもしますし、
それ以前に、面倒だなって思ってしまうのです。
（こんなこと書いている時点でお察しですが、恋人はいません）
（それに対しての僻みとか負け犬の遠吠え的なものではありません。念のため）

誰が誰と付き合っている、とか
誰が誰のことを好いている、とか
誰と誰は付き合っていたが別れた、とか

そういうのに、人並みの興味もない上に、非常に疎いです。
「見ていればわかる」なんて言われますが、わかりません。
誰と誰が仲がいい、くらいはわかりますが、
それが恋愛感情を含んでいるのかなんて、よほど露骨でない限りわかりません。
自分に向けられた好意もまた然り。
（まあ儂に好意を抱く人間自体が超絶レアなのでわかるわけもありませんが）

他人の恋愛事情を知りたいとも思いません。
確かに、そういうのを知っていれば、会話で地雷を踏むこともないのでしょうが、
そもそも地雷になるような話題に参加しなければいい話で、
知らなくて苦労したことは、思い出せる限りでは大してありませんでした。
いちいちそんなことを気にして、人と付き合いたくないですし。
意図せず知ってしまうと、気にしないようにしていてもどこかで気にしてしまうから。
自分と仲のいい友人があの人に好かれている、なんて状況になったら、
その友人と僅かな差でも今までのようには接することが出来なくなるから。
別に気にしなければいい話なんですが、そうもいかないでしょうよ。
だから知らない方が儂にとっては幸せなことだし、
なにより、考えるだけ面倒だと思ってしまうのです。

だって、本来自分には一切関係のないことだから。

そりゃあ、仮に自分に好きな人が出来たなら、
その人に恋人がいないかとか、好きな人はいるのかとか、
そういうのを知ろうとはするでしょうが、
そうでない限り、必要のない情報だと思うのです。
知っていれば周りと共通の話題で盛り上がれる、それだけではないのでしょうか…
それだって、別に、その話題でなければならないわけではないでしょうし、
他の話題で会話をすればいいだけの話だと思っています。
もしも友人が誰かと付き合うことになって、自分との交友関係が崩れるのだとしたら、
それはなんとなく変な話な気はしますが、
それはそれで仕方のないことで。儂にどうにか出来る問題じゃないですから。

昔から周りに異性が多くいた所為もあり、
男女関係なく友人として親しくすることに全く抵抗がないことも、
この疎さと嫌悪感の一因なのかとも思います。
友人として付き合うのに男女なんて関係ない、と思っています。
勿論、モラル的な意味での線引きはしますが。
楽しければそれでいいじゃないですか。
特定の誰かと親交を深めるのが好きな人もいるなら、
そうじゃない人もいていいじゃないですか。

他人の恋愛事情もさることながら、
自分の恋愛に関しても、面倒だなあ！という感覚をおぼえます。
仮に、誰か特定の異性と付き合うことになったとして、
それで一体何が変わるのだろう？
そういう関係にならないとやれないことってあるのか？
友達じゃ駄目なのか？
とか、そんなことを考えてしまいます。
極めつけに、仮に結婚だったりなんだったり、人生のパートナーにならなかった場合、
いずれは”別れる”という状況に直面します。
そうなったとき、それで傷付かないことなんてあるのでしょうか？
傷の深さはそれぞれでしょうが、
それでも何かしらの凝りだったりわだかまりは残ってしまうのではないでしょうか。
そんなものを背負う可能性があるのに、そう簡単に人と付き合うなんて決断は、
少なくとも今の儂には出来ません。
「そういうのが人を強くする」とか、「人生を豊かにする」なんて、
儂には到底受け入れられない感覚です。
だったら友達の方がいいんじゃないかって思います。
友人だったら、多少疎遠になることはあっても、
そうとう派手に喧嘩をするとかしない限りは、その関係がずっと続くのですから。

だから儂は、友人と、楽しく過ごせるなら、今はそれがいいなって思うのです。


こういった類の話をさばさばと出来る友人が結構少なくて、
自分の中の否定的な意見を言うと、やたらと驚かれたり、
「そんなこといって、またまた～」みたいな反応をされることが多いです。

そういう話が好きな人を否定する気は全くないですし、
それが楽しいのであれば色んな人と話をしていいと思います。
価値観なんて人それぞれなんですから。

だからこそ、恋愛沙汰の話が好きじゃない人が少数でもいることを
少しでも、わかってもらえたらなあって思います。



興味ない、とか言ってるわりに長文書いてるじゃん、って思った人。
興味があるか無いかと、長文であるか否かは、必ずしも一致しないんですよ（ﾆｯｺﾘ）