0の切れ端

人生、努力すれば必ず報われる、なんていうのは嘘だと思います。
努力しても報われない、認められない、そもそもそれに気づいてすらもらえない、
そんなことは山ほどあって、寧ろ報われることがレアなのだと思っています。

でも、だからといって、努力することを怠ればいいのかっていうとそんなわけはない。
何も頑張らなければ、誰かに気づいてもらえる機会さえ失ってしまうから。
だから、ぼちぼちでいいから、ほどほどに、頑張るといいと思う。

それに、他人に気づいてもらえなくても、
やったことというのは必ず自分の身になるものだから。
これが一体何の役に立つの？ってことでも、
何らかの形で、その後の人生の役に立つかも知れない。
だから、やる。

でも、何かをするとなると、必ずといっていいほど何らかの壁にぶち当たります。
で、その壁がなかなか越えられない。壊せない。突破できない。
そうなると、挫ける。挫折する。諦める。

でも本当に、その壁は自分には越えられないものなのでしょうか？

そりゃあ、自分の出自に関わるような問題ならどうにもなりません。
どんだけ羨んだって、今から金持ちの子どもになれるわけではないですし、
権力者の親族になることだって、よっぽどのことがない限り無理です。
身体的なこともそうかもしれない。
生まれながらハンデを負っている人なんて、きっと山ほどいる。
でも、もしかしたらそれさえも、自分の頑張り次第でカバーできるかも知れない。
場合によりますけどね。多分。

つまり。

「やれば出来る」

ありきたりな言葉ではありますが、そういうことなんだと思います。

藻掻いて藻掻いて藻掻いているうちに、いつか目の前の壁をどうにか出来る。
わかんねえ、わかんねえ、と唸りながらでも勉強すれば、いつかわかるようになる。
学生からしてみればそういうこと。
「諦めたらそこで試合終了」だって安西先生も言ってたでしょ？（原作読んだことない←）
つまりそういうことなんですよ。


通っている歯医者の先生に言われた言葉があります。

「『医者って凄い』とよく言われるけれど、そんなことはない。
　自分たちからしてみれば、いわゆるOLさんたちが
　パソコンを使いこなしていることの方が凄いと思う。
　要するに、偶然たまたまそっちの方向を目指すようになって、
　それのために勉強したから出来るだけのこと。
　だから、医者になりたいと思えば、勉強さえすれば誰だって医者になれる。
　人間っていうのは、何にでもなれるんだよ」

感動しましたね。歯医者に通ってるのになんでこんな話してんだって感じですけど。
でも、やたらと納得してしまった。
その通りだなぁ、って思いました。

自分がやりたいことを見つけて、それについて努力する。
そうすれば、何にでもなれる。

だから、将来をそんなに悲観しなくていい。


儂の場合、自分のやりたいことが見つかっていない状態なので、
どっちの方向に舵取りしようか絶賛悩み中。
それも急いだって仕方がないことなので、
ぼちぼち身の回りのことをこなしながら、ぽんと見つかる時を待っています。
そんで見つかったときに、すぐにアクセル踏んでやっていけるように、
今は、まだ、充電中。